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2011年4月29日 (金)

県議選延期を批判する偽善者たち(下)

浦安新聞平成23年4月22日号より

<県議選について>

 市が県議選の投開票を実施しなかったことについては、賛成・反対の両意見があった。賛成の理由としては、被害の大きさをあげた人が多い。

 「これだけ被害が発生しているなかで選挙はできない。現職以外はどんな人なのか全然わからないから、選びようもない」(50代男性/海楽)

 「同じく被災した旭市などが実施したことを考えると複雑だが、実施しても行く余裕はなかったかも」(30代女性/高洲)

 「当事者である浦安の現状をきちんと把握せずに、県の選挙管理委員会が選挙をするよう要請するのはおかしいのでは」(50代男性/富士見)などの声があった。

 一方、反対の理由。

 「こういうときだからこそやるべきだった。県に要望を出すときなので、市議よりも県議の方が重要」(50代女性/今川)

 「復興予算をとるためにも、浦安から議員が出るべき。行政は市民の権利をどう思っているのか」(30代男性/富士見)


 以上が、週1回発行地元ミニコミ紙の県議選に関する記事です。賛成・反対の両論が併記してあって、なかなかバランスが取れている記事になっています。どこかの大新聞とは違って、大上段に構えた押しつけがましい主張は全くありません。ミニコミ紙レベルとはいえ、これこそ「新聞は社会の公器」を踏まえた上での記事に仕上がっていますね。

 ところで、選挙延期が、現実生活で具体的に何か影響を与えますか。市側も選挙をやらないといっている訳ではないのです。延期するといっているのです。それも一年先ではなく、一ヶ月先です。現実面で被害が発生するとしたら、現職二名の議員の方々の歳費が一ヶ月滞る、これくらいなものでしょう。

 それに、市も、本件に関する市民への説明責任は、きちんと丁寧に果たしております。


http://www.city.urayasu.chiba.jp/secure/20149/koho0414gougai.pdf

 

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 反対者は反対するなら、具体的事例をにきちんとわかりやすく提示してから、現実を踏まえた上での反対意見を述べなさい!抽象論はこの震災では、何も前進しません。だから、今もって仮設住宅の建設が一向に進んでいないんです。

 では次に、MSN産経ニュースから、24日市議選開票終了後の記事をご一読下さい。


< 復旧優先、市議選は実施 県議選拒否の千葉・浦安市 >
 (2011.4.24 23:34)

 東日本大震災による被災復旧を優先し、10日の千葉県議選の選挙事務を拒否した同県浦安市の市議選は24日、予定通り投開票が行われた。

 21の定数に31人が立候補。過去の期日前投票で利用者が最も多かったJR新浦安駅前の施設は、被災で使えなかったが、投票率は43.81%と前回の43.17%を上回った。

 震災直後に約1万1900世帯に上った下水道の使用制限は、告示翌日の18日までに応急作業が終わり、市内の全世帯が復旧したばかり。

 当選した無所属の折本ひとみ氏(53)は、県議選を拒否した市の対応に「選挙ができないほど被害が大きいと印象づけたことは、市民にとってマイナス。復興を優先し、日本一災害に強い市をつくりたい」と表情を引き締めた。

 以上全文を引用しました。これでは、何も裏事情をしらない方は、県議選拒否がまるで罪悪だった、との印象を抱きかねません。

 加えてこの記事が悪質なのは、「折本ひとみ」さんなる人の、たった一人だけの反対意見をさりげなく記事にしていることです。

 この折本ひとみさん(53歳)とは、今回も前回も市議選でトップ当選を果たしたお方。彼女は、昨年の10月24日の浦安市長選に立候補するため、一旦、市議を辞職したのですが、現松崎市長に五千票差で敗退。その6ヶ月後、舌の根も乾かないちに、市議選にまたまた立候補し、トップ当選で返り咲いたという経緯にあります。

 まあ、所謂、アンチ現市長の代表です。そういう事情を頭に入れて、上記記事中の彼女のコメント「選挙ができないほど被害が大きいと印象づけたことは、市民にとってマイナス。復興を優先し、日本一災害に強い市をつくりたい」を読むと、読者の受け取り方も100%違ったものになるでしょう。

 更に言えば、彼女は市内で長年「無認可(という噂)保育園」を経営していて、その保育園がある今川地区は、今度の地震では市内でも液状化が最も著しい地域でした。確か、彼女の保育園も一時期、休園状態を余儀なくされていたはずです。

 ですから、こと彼女の居住地区に限っていえば、「選挙ができないほど被害が大きい」は、まさに真実なのです。

 最後に、私が一番今回カチンときた反対者のコメントをご披露しておきましょう。


<地元選出民主党衆議院議員HM氏のTwitterから >
 (2011.4.5)

 浦安市の職員のみなさんが昼夜問わず復旧作業に尽力されていることは事実であり率直に感謝をし敬意を払うべきだ。しかし、県議選拒否騒動の実態は、市民を人質に取った松崎市長の県に対する単なる悪態であって到底許されるものではない。


 浦安市民は、氏によって、簡単に人質にされてしまいました。では、あなたは、私達人質を、どうやって解放してくれたんですか。言うは易し。行動を伴わないのなら、こういうヒステリックな事は仰有らないで頂きたい。


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 そうでなくても、将来の液状化のリスクを踏まえつつも、浦安を終の栖として購入した大多数の物言わない浦安市民は、やはり起こってしまった液状化の現実とショックにじっと耐え、何とか自らの力で前へ進もうとしているのですから。

 いつか、グーで、なぐってやる(^_^)

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