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2018年8月22日 (水)

善悪二元論者の偽善性




 
< 完本池波正太郎大成22巻「男の秘図」2000年講談社から >

 のう、小沼、善のみの人間なぞ、この世に在るはずもない。わたしとて同様じゃ。悪と善が支え合い、とにかくも釣り合いがとれておれば、先ずよしとせねばならぬのが今の世の中じゃ。なれど、こは、そのほうのみに申すことよ。他人へは洩らしてはなるまいぞ。



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・2018.08.20 Daily Mail
  Japanese basketball players bow in apology after they were caught sleeping with prostitutes while wearing team kit at the Asian Games

  http://www.dailymail.co.uk/news/article-6078775/Japanese-athletes-bow-apology-caught-sleeping-prostitutes-Asian-Games.html

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Basketball players Yuya Nagayoshi, Takuya Hashimoto (far left and second left), Takuma Sato, Keita Imamura (second right and far right) bow in apology after they were caught sleeping with prostitutes. Also included in the lineup is basketball association head Yuko Mitsuya (third left) and technical chairperson Tomoya Higashino (third right)


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 The men, all aged in their 20s, were seen going for dinner and drinks in Jakarta wearing their team kits before being solicited by a pimp and some women, before going to a hotel room


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 The players were kicked off the team and forced to pay for their own flights back to Japan (pictured at the airport in Jakarta



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 頭を深々と下げさせられているバスケ4選手の謝罪記者会見風景。

 あらためまして外国メディアが大々的に報じているのを見せつけられますと、まるで、日本人全員が恥をさらけ出しているように思えて不愉快極まりません。

 もっとも、昨今の日本では、最低、月に1回は見られる見慣れた光景です。

 またかと言うよりは、大半の方はもう何とも思わなくなっているのではと推察致しますが、果たして外国の方々には、かくなる日本独特の自虐的謝罪シーンを見て、どのような感想をお持ちになるのか。

 他者から自分達の非を責め立てられると、往々にしてあったこともなかったことも、敢えて反論も釈明もせずに押し黙ってしまう傾向にあるのが日本人です。

 良く言えば、「言い訳はするな・弁解はするな」の躾け教育が今尚徹底している結果とも見做すことが出来ましょうが、悪く言えば、日本人のこの清廉潔白さ・馬鹿正直さは、日本人同士には評価されても、公の場で謝罪する習慣がレアケースでしかない外国人相手には、結果として、日本のイメージの超マイナス材料になっているのではとの恐れを感じます。

 この種の買春行為?をこれみよがしに記者会見まで遣って謝らせ、馬鹿正直に100%事の次第を露呈させることは、他の日本代表選手への今後の抑止力にはなるとしても、世界の反応を考えますと、日本全体としてはまたまた名誉を傷つけられる以外の何物でもございません。

 かくなる日本独特の謝罪セレモニー。

 そろそろ一律対応ではなく、日本並びに日本人そのものの面子が潰れかねない事案に限って言えば、世界の反応を充分に考慮した上で、馬鹿正直一辺倒ではない、核心部分は有耶無耶にするなど、日本の尊厳を死守するためのそれなりに計算されたずる賢いシナリオ作りでの対応も肝要かと考えます。


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・2018.08.20 日経新聞
  アジア大会バスケ4選手を帰国処分 公式ウエアで歓楽街

  https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34336460Q8A820C1CC0000/

 
日本オリンピック委員会(JOC)の聞き取りによると、16日のカタール戦終了後の午後10時すぎに選手村の外へ出て食事後、女性が接客する店を紹介され、ホテルで関係を持った。選手は事実関係を認めているという。


 
・2018.08.20 朝日新聞
  バスケ代表をJOC処分へ アジア大会中、深夜歓楽街へ

  https://www.asahi.com/articles/ASL8M5H83L8MUTQP01S.html?iref=pc_extlink

 
日本代表チームは16日、午後6時半からあった1次リーグ2戦目のカタール戦に出場。その後の17日午前1時ごろ、選手4人が「JAPAN」の文字が入った白いポロシャツ姿で、ジャカルタの歓楽街「ブロックM」にあるカラオケ店の前で店側と交渉しているところを朝日新聞の記者が目撃した。従業員の女性によると、「店の友達何人かと(店外で)ご飯を一緒に食べた」という。


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 上記記事から推察する限り、バスケ4選手の当日の行動は以下の通りです。

 ① 午後6時半カタール戦出場

 ② 午後10時過ぎ、試合終了後、選手村を出て、歓楽街「ブロックM」へJAPANの名前入りのポロシャツ姿で外出

 ③ カラオケ店の女性何人かと(店外で)ご飯を一緒に食べた

 ④ 深夜1時、カラオケ店前でチョメチョメ交渉

 ⑤ その姿を朝日新聞記者が目撃

 ⑥ その後、ホテルへ直行しチョメチョメ


 となりますと、密告者はチョウニチ新聞記者、と言うことになるんでしょうか?

 そもそも、深夜1時まで、チョウニチくん記者は何をなさっていらっしゃったんでしょう。

 文春砲記者、気取り?


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 余談ですが、ジャカルタの歓楽街「ブロックM」とは、東京に例えるなら、歌舞伎町みたいなところです。

 でも、国民の9割近くがイスラム教徒のインドネシア人は、お酒は呑みませんから、歓楽街とは言っても・・・・。

 日本の居酒屋あり、ラーメン屋あり、もちろん、カラオケ屋さんありで、日本人駐在員なら先ず間違いなく先輩諸氏から最初に連れて行かされるアフター5の有名スポットで、日本からビジネスでいらっしゃった取引先の接待にも頻繁に利用する夜の社交場です。

 もちろん上記記事記載のようなカラオケ屋さんもあることはありますが、殆どは健全なカラオケ屋さんですので念の為。

 ただ日本の単なるカラオ店とは違って、どこの店も、現地人女性ホステスを何人か置いています。

 カラオケ屋と言うよりは、ホステスがいるバーと称した方が実態に近いでしょう。

 で、経営者が日本人のママさんで、チーママが現地人の女性の店も結構あります。

 日本人駐在員が通うのは、やっぱり、日本人ママさんがいるお店。

 日本語で呑めるのは何よりもあり難いですからね。

 因みにインドネシアは英語が得てして通じない国です。

 ビジネスは英語で交わすので不便はありませんが、オフィスから離れた日常生活では、殆どの一般大衆は、英語のYes, No さえ解しませんから、最低限のインドネシア語の日常会話が出来ませんと駐在員生活は、家族共々、四苦八苦します。

 最近はそんな現地特殊事情を考慮してか、ジャカルタ駐在が決まった段階で、インドネシア語レッスンを受講させる企業が増えてきました。

 オジサンのときはそんな配慮は全くありませんでしたから、生活すること自体が大変でした。

 てな訳で、赴任当初は土日にインドネシア語レッスンを個人的に受ける羽目になる訳ですが、そんなことよりインドネシア語上達の一番の早道は、何と言っても、日本人ママが経営するカラオケ屋さんに行って、現地人ホステスとインドネシア語で会話を交わすことです。

 1ヶ月通い詰めれば、何とか物になって、日常生活は切り抜けられるようになります。

 インドネシア語上達の実践訓練は、集中的にカラオケ屋さんに通って、現地人ホステスとインドネシア語で会話をすること。

 どの日系進出企業もこれが先輩諸氏から伝わる不文律だったのではないでしょうか。

 
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 と言うことでオジサンも赴任直後はせっせとブロックMのカラオケ屋さん通いました。

 とは言え、ブロックMとは、歌舞伎町なんか問題にならないぐらい治安の悪い歓楽街です。

 勤務終了後、タクシーで乗りつけ、タクシーで帰宅するなんて行為はもってのほか。

 だって、タクシーの運ちゃんそのものが、全く、信用出来ないんですから。

 もちろん、ブロックM内を徒歩で自由に歩き回るなんてことも、もってのほか。

 となりますとと、必然的に会社の公用車で、公用車の運転手にブロックMまで連れてってもらい、運転手はオジサンが呑み終わるまではカラオケ店前で待機。

 2時間位、カラオケ店に居て、そのまま公用車で自宅まで帰るのがパターンです。

 当然、運転手には過分なる残業代をプライベートで、払うことびなるんですけどね。

 自分で車を運転出来ればそれに越したことはありませんが、昨日記載したとおり、万が一交通事故を起こした場合、異教徒に対しては100%「目には目を、歯には歯を」のイスラム教の報復律が発動してしまいますから、どこの企業も日本人駐在員の運転は固く禁じていました。


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 さて、以上ジャカルタ事情をもとに、今回の日本人バスケ4選手の買春?事件を振り返ってみましょう。

 先ず最初の疑問は、選手村からブロックMまで、夜の10時過ぎの地理不案内の中、彼らはどのような交通手段で出掛けて行ったのか。

 上述したように、右も左も現地事情を一切知らないであろう日本人選手が、タクシーに乗ってブロッックMに乗りつける行為は、ジャカルタの治安事情を考えたら危険極まりません。

 その前に、第一、タクシーの運ちゃんの殆どは英語を解しません。

 2点目は、現地日本人駐在員ならいざ知らず、ブロックM事情など皆目知らないであろうバスケ選手が、何故、買春出来たのか。

 日本語が通じる歌舞伎町なら判ります。

 日本語が通じないインドネシア人女性相手に、彼らは一体、何語で交渉したのか。

 そもそも、数あるカラオケ店の中で、チョメチョメのために外出させることが可能と思われるカラオケ店をどうやって嗅ぎ分けたのか。

 交渉成立後、チョメチョメが出来るホテルまでは、どうやって移動したのか。

 ジャカルタでは日本のようなラブホはありません。

 となると、売春宿を利用? or それなりの名のあるホテルでチョメチョメした?

 その後、ホテルから選手村までは、どうやって帰った?

 さっと思いついたことだけでも、インドネシア語を話せない100%土地不案内の素人さん達が、様々な危険な状況をクリアーして、楽々と目的を達したことに、オジサンは現地の治安状況を知っているだけに、ただただ、驚くばかりです。
 
 と同時に、彼らが若さゆえに、彼ら単独で、買春交渉からホテル選びまで遣ってのけたとは到底思えません。

 となりますと、ここに至るまでには、手配師が必ずいた筈です。

 それが日本人なのか彼の国の人系なのかは判りませんが、英語が当たり前のように通じる国ならイザ知らず、one, two, three も通じないジャカルタで、その道のプロのお姐さんを探し当て、ホテルでチョメチョメまでに至ったとは、かなりの確率で、彼ら単独で為し得たとはどうしても考えられません。

 併せて、その買春値決め交渉の現場にチョウニチくん記者が偶然居合わせたと言うのにも、かなり、不自然さを感じざるを得ません。

 彼らは誰かにハメられたw

 現地事情を知るオジサンの経験知からするとその可能性も非常に高いと思えます。
 

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 何故なら、彼の国の方々にとりましては、Discount Japan の格好の攻撃材料の実践編として、即、利用出来るからです。

 ほれ、みたことか。

 日本人なんて、こんなもんだよ。

 だから、南京大虐殺も、慰安婦性奴隷も、当然の如くあったんだよ、ってね。

 まぁ、反日諸国の反応は無視するとして、欧米社会は、全員、黒ずくめのスーツを着て頭を一斉に下げて謝罪している写真を見て、正直、どう感じるでしょう。

 やっぱり日本人って、慰安婦性奴隷時代から何にも変わってないんだね、でしょうか。

 それとも、日本人は馬鹿正直だねぇ、でしょうか。

 或いは、判らないように、もっと、上手く遣ればいいのにねぇ、でしょうか。

 恐らく、いずれもあり、なんでしょう。

 でも、欧米社会は同じ日本を詰るのでも、特亜社会とは違って、自分達も同じようなことをしていることは自覚している。

 ただ、欧米社会は、そんなことは噯気にも出さないコツを処世訓として誰もが心得ている。

 一方の特亜社会は、同じようなことを自分達の方がもっと頻繁にしている事実があるのに、自分達は処罰の対象には絶対ならないことを無理矢理信じ込もうとている一方で、日本人だけは何を遣っても許してはならないの絶対律で動いている。

 と、漠然と考える訳ですが、如何でしょうか。

 まぁ、オジサンも偉そうなことは言えません。

 人間なんて善100%で生きている人なんか1人たりともこの世には居ないと思ってますから、買春問題にしても、表沙汰になってしまったら表向きは容認はしかねますが、判らなければ、敢えて事を荒立ててギャーギャー騒ぎ立てる程の善人ではないことを、自分自身、自覚しております。 

 悪の部分は、誰にだって存在している。

 極めてアバウトですが、先ず、その点を認めた上で、フレキシブルに考えられる対応力を持つことがキーポイントになる気がしています。

 頭から、善悪二元論で決め付けるのは、窮屈極まりません。

 
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 ( 2018.08.21 産経新聞 )
8629

 ( 2018.08.21 産経新聞 )
8630

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 産経くんのご主張はごもっともなんですが、人間の本性って、果たして、善100%の非の打ち所のない気質ばっかりで成り立っているものでしょうか。

 なんか、頭ごなしにバスケ4選手の行為を悪100%と決め付けてかかる産経くんの主張に、善悪二元論者の欺瞞性がぷんぷん臭ってきて仕方がありません。

 それに上記記事を読んでますと、買春も万引きも盗撮も殺人も、一様に悪いと決め付けてるようで、何だか、その手法は、彼の国の独裁者の決め付けと同じ臭いがしてなりません。

 それとも何ですかねぇ。

 産経くん社員は、お一人たりとも、悪事をお働きになった方はいらっしゃらなくて、善100%の人格者ばっかりなんでしょうかねぇ。

 冒頭の池波正太郎さんのお言葉通り、人間は一個人の中に、善も悪も同居しているからこそ、人夫々の喜怒哀楽が成立していると思うんですけど。

 人間は理屈だけでは単純には割り切れません。

 善100%の人間も、悪100%の人間もいない。

 正義もおんなじです。

 この地球には、70億人分の夫々異なる正義が存在している、とオジサン考えます。

 俺の意見に従えは、それこそ、中朝の独裁国家と変わりがないではありませんか。

 現実界は裏も表もあってこそ人間なんだと思います。


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・2018.08.20 保守速報
  #MeToo 運動中心人物のイタリア人女優、自らも17歳の少年と性行為に及び口止め料を払っていた

  http://hosyusokuhou.jp/archives/48822106.html


 
・2018.08.15 朝日新聞
  カトリック神父300人が性的虐待 被害者は数千

  https://www.asahi.com/articles/ASL8H23KWL8HUHBI002.html


 
・2018.08.20 Reuters
  Pope vows no more cover ups on sexual abuse in letter to Catholics

  https://www.reuters.com/article/us-pope-abuse-letter/pope-vows-no-more-cover-ups-on-sexual-abuse-in-letter-to-catholics-idUSKCN1L510L


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8631 8632  https://twitter.com/yasemete/status/1031503113822253056



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