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2018年8月21日 (火)

仮にもプロとは言難いオールドメディアの情報発信能力




 ( 2018.08.19 産経新聞朝刊 )
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 アジア大会開幕をスポーツ欄ではなく1面で報じた産経新聞。

 やっぱり他の増すゴミくんとは紙面構成が一味違うよねと好意的に感じつつ記事本文を読んでみたら、まるでみなさまのNHKくんが日常茶飯事で報じていらっしゃる様式美のごとく、あたりさわりのない東京にいてても書けるような画一的な記事の内容にがっくりしてしまいました。

 産経くんに一言申し上げるなら、産経読者一同、どの新聞でも読めるような記事は産経くんには求めていないことをあらためて肝に銘じて頂きたいと存じます。

 上記アジア大会開幕記事にしても、限られた時間内で、限られた紙面スペースで、どの話題を採り上げるかは、何回も練り直され熟考された結果、出来上がった記事だとは推察します。

 でも、こう言っては何ですが、この種のニュースは、TVが圧倒的に早い。

 新聞は下手をすると一日遅れです。

 なのに掲載された上記記事はほぼTV報道と変わらない内容です。

 これではTVが映像を伴った報道を展開している分、新聞よりは圧倒的に有利です。

 かくなる点を考慮し、かつ、1日遅れの報道であることを考えれば、新聞は一過性の報道に過ぎないTVよりも、文字として永遠に残る分、TVよりは数段上の質の高い内容の報道内容であって欲しい。

 願わくば、日本では一番良心的であって欲しい産経新聞くんだけは、ハイレベルな報道姿勢を貫いて頂きたいと思うんですけどね。


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 上記産経記事中にこんなくだりが掲載されています。(同上Web版記事はこちらで)


 
> 現地入りした関係者からは「日本より過ごしやすい」との声も聞こえるジャカルタ。それでも最高気温は連日、30度超えだ。

 > 選手を悩ませているのが渋滞だ。警察が誘導するバスは選手村からメーン会場まで約30分で到着するものの、誘導なしの別の車だと約1時間。日本競泳陣は、割り当てのプール練習時間に遅れないように、バングラデシュなど他国のバスに相乗りさせてもらったこともあった。国際総合大会は全てが円滑には進まない。臨機応変に対応し、実力を出し尽くしたい。

 > 一方、渋滞対策として現地では、ナンバープレートの末尾が偶数か奇数かで道路に進入できる日を制限し、違反者には最大50万ルピア(約3800円)の罰金を科すなどの対策を施す。東京でも出勤せずに働くテレワークなどが始まっており、東京の組織委は今大会の運用を現地でチェックする。



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 何故、オジサンが敢えて上記記事を採り上げたかと申しますと、東南アジア諸国に駐在経験のある方々や、バリ島を始めインドネシアフリークの方々にとりましては、上記情報は基本中の基本であって、大手メディアが発信する1次情報としては素人でも発信出来る類いのレベルの内容だからです。

 手厳しいようですが、情報のプロであるべきメディア関係者諸君は、素人でも知っているような情報発信レベルで、平気でマスメディアなどと名乗って頂きたくない。

 だって、きみたちは、厳密に言えば、情報の発掘も発信もプロフェッショナルであるが故に、飯を喰っていけてる訳でしょう。

 オジサンがしょっちゅう増すゴミくんと揶揄している所以もその辺りにあります。

 失礼ながら現在の日本のマスメディア業界は、立憲民主党による学級会レベル以下の政治ごっこと同じで、その見識のなさは、正に素人集団による増すゴミごっこに見えて仕方がありません。

 万人が認める、自分はマスメディアのプロフェッショナルと自信をもって言いきれる人は、この日本に一体何人いらっしゃることやら。

 具体的には上述記事にしてもそうです。

 オジサンには、アジア大会開幕にあわせて、急遽、修学旅行の栞もどきの情報を提供しているレベルにしか映りません。

 しかも、この程度の情報で、ジャカルタの酷暑・交通渋滞は2020東京五輪対策には大変参考になる、と言い切ってらっしゃる。

 で、五輪関係者諸君も、そうだそうだの賛同口調。

 こんなレベルで本当に東京五輪、大丈夫なんでしょうかねぇ。

 おまけにトップのリセット百合子姐さんは相変わらずの見事な他責っぷりだし。


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 そもそも、ジャカルタ現地の暑さや交通渋滞の実態なんか、わざわざ現地に出かけて行かなくたって、ネット界には溢れるほどの情報が飛び交ってます。

 仮に、ネットが信じられないとしても、外務省、在インドネシア日本大使館、Jetro、JICAなどの公的機関に出向いて具体的に聞き出せば、下っ端の職員クラスでもラクラク具体的にいろんなことをお話ししてくださるでしょう。

 お役人から聞くのが嫌だったら、商社・銀行・メーカー勤務でジャカルタ駐在経験があるビジネスマンはこの日本にうじゃうじゃいらっしゃいます。

 彼らとコンタクトを取れば、お役人は知り得ない現地の生々しい実態をごまんと教えてくださるでしょう。

 何せ、インドネシアはデヴィ夫人を送り込んだことで判るように、石油・天然ガスを始めとして、昔からビジネス商材の宝庫です。

 ましてや、3億の人口を抱えた大国です。

 かつ、宗教人口では、世界最大のイスラム教国家です。

 産経くんも五輪関係者も、中国ばかりに目がいっていて、インドネシアの潜在力を軽くみすぎです。

 ひょっとしたらインドネシアのカントリーリスクは圧倒的に中国より低いことさえ判っていないのかも知れません。


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 話しが横道にそれてしました。

 情報収集の件に戻ります。

 上記記事中のこの程度の中身なら、今どきの小学校の学級新聞記者でも、ネットを使って、ほぼリアルな実態に近い情報収集を簡単にやってのける筈です。

 なのに、産経くんや五輪組織委員会クラスの皆さんでも、今更ながらの情報収集レベル。

 図体ばかりが大きくて、何かと言うと権威を振りかざす傾向が否めない方々が属する業界の実態は、情報戦の負け組に思えてなりません。


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『 暑さ対策 』

 
 
> 日本より過ごしやすいww

 オジサンのジャカルタでの3年余りの経験知では、ジャカルタで35度を体験した記憶は一度もありません。

 南十字星が見える南緯6度のジャカルタは、一年中、朝は24・5度、日中は暑くても33度位です。

 湿気が少ないので、圧倒的に東京の蒸し蒸し汗タラタラの夏よりは体感的にはずっと凌ぎやすく、木陰に入ればそれこそ南国での天国気分を満喫出来ます。

 それに雨期になると、スコールが降りますので、雨が上がったあとは爽快感、抜群です。

 そもそも、東京とジャカルタの暑さは、本質的には異質のものです。

 ですから、暑さ対策と言う点では、ジャカルタはあまり参考にならないと思います。

 それに、東京との一番の違いは、ジャカルタは一年中、暑いことです。

 スイカ食べて、素麺食べて、ビールをがぶ飲みして、何とか凌いでいたら、いつの間にか秋が来ていた、と言う訳には参りません。

 とにかく一年中、暑い。

 日本に居る調子で、ビール呑み捲っていたら、一週間で体調がおかしくなります。

 夜寝るとき、一年中クーラーをかけっ放しにでもしていたら、間違いなく体調に変調を来します。

 と言う訳で、暑さ対策、どうせ参考にするなら、真夏は蒸し蒸し度100%の香港をオジサンはお勧めします。

 如何かな、産経くんに、五輪関係者諸君。


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 『 ジャカルタの公共交通 』


 そのそも、ジャカルタの都心の公共交通らしきものは、バスしかありません。

 それもかなりオンボロバスが主流です。

 今、急ピッチでモノレールの建設が進んでいますが、完成するのはあと1年後です。

 なのに、ジャカルタの人口は、今や約10百万人、東京並みです。

 ですが、網の目のように張り巡らされている地下鉄も、都市計画に基づいた道路幹線網もありません。

 おまけに自動車の運転はかなり乱暴で、ちょっと空いていれば、割り込みはひっきりなし。

 しかも信号も100%守っているとは言難い。

 故に、地元住民と雖も、通勤・通学時の大渋滞には、毎日、頭を悩ましているのがリアルな現地の実情です。

 これを解消するには、道路整備を抜本的に行うか、地下鉄 or モノレールを大々的に建設し捲るしかないと個人的には考えます。

 日本の専門家もジャカルタの道路網や公共交通整備に関しては、長年、それなりに相談にのってあげているんですが、こと地下鉄建設に関する限り、雨期には信じられないようなスコールが降り、至るところに洪水の後のような大規模な水たまりがあちこちにあっと言う間に出現する現地事情があります。

 おまけに地盤も軟弱で、老朽化した水道管が破裂するのもしょっちゅうです。

 余程、技術力の高い工事方法が導入されない限り、ジャカルタのような大都市に地下鉄網を張り巡らすことはほぼ無理でしょう。

 ましてや、初めての新幹線建設をアルくんを指名してしまうジョコ政権下では・・・・。


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『 ジャカルタ市内の交通渋滞 』


8622  http://blog.livedoor.jp/jakarta007/archives/61314622.html


8623  https://www.youtube.com/watch?v=5QNDHrPumXM


 シンガポールを除いたら、ASEAN諸国のバイクの群れは、想像を絶します。

 とにかく渾沌の世界を味わいたかったらジャカルタの通勤ラッシュは必見です。

 かくなる光景が生理的に無理な方は、ASEANや印パ・中東勤務は、到底務まらないでしょう。


 
インドネシアの首都、 ジャカルタの交通渋滞は世界
 https://devy225.wordpress.com/2016/04/08/

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 日本には上記のような大規模なロータリーは少ないかと思いますが、ジャカルタ市内には結構あります。

 すいている時はスムーズに機能するように思えるこのロータリーシステム。

 経験してみると、通勤時間帯の大渋滞時は、全然、機能しないことが直ぐに判ります。

 おまけにすいている時も少ないので、ロータリー近くになると、一向に前に進まないのでイライラ感は募るばかり。

 ジャカルタのオフィス街は東京で言えば、主に銀座通り一本に集中しています。

 で、その銀座通りに行き着くためには、最低2箇所のロータリーを通り抜けないとオフィス街には辿り着けません。

 ま、駐在が長引くにつれて、ロータリーの交通大渋滞にも慣れて、これもコストのうちと妙な割り切り方が出来ちゃいますけどね。

 兎に角、毎日が暑いので、思考能力もいい加減さがいつの間にか身に付いちゃいます。

 つまるところ、何とか回っていればそれでいいのかなと、つい、インドネシア流の考え方に迎合しがち。

 だって、上の生活さえ目指さなければ、お米は四毛作を実現してますし、南国フルーツはその辺にゴロゴロありますし、Tシャツ1枚あれば、一年中野外でも何とか暮らせますからね。

 貧しいけれども、総体的には、食い物にも飲み水にも困っていない。

 その辺が、中朝韓との大きな違いでしょう。

 性格も憎めない面が多く、親日的ですしね。


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> 一方、渋滞対策として現地では、ナンバープレートの末尾が偶数か奇数かで道路に進入できる日を制限し、違反者には最大50万ルピア(約3800円)の罰金を科すなどの対策を施すw

 この制度を導入しても、長年、上記写真の如くの惨状が続いていて、今尚、大渋滞は少しも解消されていないのが実態なんです。

 ナンバプレート制限対策が何の解決策にもなっていないことは、ジャカルタっ子はもちろんのこと、インドネシアにちょっとでも触れたことがある方なら、誰でも知っています。

 だって、残念ながらインドネシアは、賄賂大国。

 警官に10万ルピアもつかませれば、ナンバープレート違反なんて、リアルタイムで見逃してくれます。

 そんな事情を知ってか知らないでか、産経くんも、五輪組織委も、ジャカルタの大渋滞対策が参考になるww

 こんなことを言っては大変失礼ですが、何の専門家でもない、何のプロフェッショナルでもないきみたちには、暑さ対策も、渋滞対策も、到底、無理なんでないかい?

 ましてやリセット百合子姐さんにもね。


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 シンガポールでも実施していたように記憶していますが、オジサンが駐在当時、通勤時は、1台の車に3人以上乗っていない車は、都心まで乗り入れが出来ないとの規則も発令されました。

 てな訳で、日本人駐在員の皆様は、あの手この手で、駐在員同士が相乗りメンバーを募るか、奥様や女中連中を乗せてオフィスに向かったものです。

 まっ、どうしても3人の人数確保が出来ずに、警官に捕まったら、その時はその時で、上述の如く賄賂を握らせれば解決する問題でしたので、どうでもよかったんですけどね。

 そうそう、ジャカルタの日本人駐在仲間では、自分で車の運転は決してしないことが暗黙のルールになっていました。

 で、駐在員には1人につき通勤用の公用車1台と家庭車1台が、会社から割当てられ、公用車用・家庭車用、夫々1名ずつの運転手が雇われていました。

 何故かと申しますと、治安が極端に悪いので、徒歩での外出はかなりのリスクを覚悟しなければならなかったからです。

 今は少しは改善されたとは思いますが、何せオジサンが居た時は、隣のビルへ商用で出掛けるのにも、公用車に乗って訪ねて行きましたからね。

 加えて、運転が禁止されていた理由は、イスラム教の「目には目を、歯に歯を」の報復律がこの近代社会においても、現実には信じられないほど機能していたからです。

 インドネシアのイスラム教徒は、中東やパキスタンのガチなイスラム教徒と違って、どちらかと言うと戒律も緩く、なんちゃってイスラム教徒的な部分があるのですが、それでも、コーランも読めるので基本的な部分はきちんと戒律を守っています。

 ですから、異教徒が反社会的な事件を起こしでもしたら、普段は比較的温和な性格も一変して、集団で襲ってきます。
 
 となりますと、異教徒が車を運転していて、交通事故や死亡事故を不幸にして起こしたことが判った場合、事故現場は瞬時にイスラム教徒に囲まれて、身の危険に晒されるれるケースが間々あります。

 一年中暑い所為もあって、普段はいたってのんびりした民族性なんですが、何か事が起って、相手が異教徒と判ると、理屈抜きに突然、攻撃的な態度に出てくる。

 湾岸戦争が勃発したときもそうです。

 普段はいたって、親日・親米であるインドネシア国民ですが、このときばかりは日米両国民とも攻撃対象になって、日本人駐在員と家族は極力外出を控えるよう、日本大使館から注意喚起が出されました。

 この辺が、日本人には判りにくいイスラム教徒の心理です。


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 再び話がそれてしまいました。

 ジャカルタアジア大会を東京五輪の参考にすると言う話題でしたね。

 でも、皆様、如何でしょう。

 ここまで読んで頂いて、ジャカルタが東京の参考になるとお思いでしょうか。

 暑さも質が違います。

 公共インフラも参考になるようなものはありません。

 公共交通が実質バスしかないジャカルタは、電車や地下鉄でどこへでも行ける東京とは、渋滞の質そのものが比較の対象とするには無理がありすぎます。

 そんな中で、ナンバープレート規制やテレワークがウンタラカンタラとジャカルタを無理矢理参考にしたところで、どのような効果が期待出来ると言うのでしょう。


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 それよりも現在ネックとなっているリセット百合子姐さんの首をすげ替えること。

 だって、東京五輪の閉会式は2020年8月9日で、8月2日で任期切れのリセット百合子姐さんは、2期目の当選を果たさない限り、閉会式の壇上には立てない訳です。

 だったら、せめて次期都知事選の選挙日を予定より繰り上げて、開会式も閉会式も同じ都知事が取り仕切るのが当然ベストです。

 開会式と閉会式の東京都知事の人物が違うww

 増すゴミくんは報道しない自由を駆使して知らん顔してますが、日本国民としては、こんなみっともないことがあっては、たまったものではありません。

 築地市場の移転問題絡みで派生している渋滞対策を始め、このままでは、彼の国並みのオリンピックになり下がってしまうのでは、との疑念が払拭出来ないでいるのが、残すとこ2年を切った国民の素直な思いではないでしょうか。

 意地悪く勘ぐるなら、東京五輪を確信犯的に混乱させ、1964年東京五輪のように日本らしい整然としたオリンピックを開催させたくない勢力が、確実に、この日本のどこかに存在して暗躍しているww

 故に、産経くんの冒頭の記事にしても、2年を切った今にしては五輪関係者を含め、あまりにも能天気的すぎませんか。

 今や素人さんでもこの程度の情報は当たり前のように情報共有出来ている方が大勢いらっしゃると考える訳ですが、そこまで言ったら失礼でしょうか。

 でもねぇ、ネットで情報発信が誰にでも出来るようになった昨今、素人レベルでの質も見識も高い情報が随所で発見出来ます。

 うかうしていたら、日本のオールデメディアは、間違いなくあっと言う間に、ハイレベルなネット情報に凌駕されてしまう日が来るかも知れません。

 その指標となるのは、チョウニチくんとみなさまのNHKくんの凋落振りでしょうか。

 みなさま、今後とも、生温かく、見守って行きましょう。



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